北斗市議会 > 2021-12-08 >
12月08日-一般質問-02号

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  1. 北斗市議会 2021-12-08
    12月08日-一般質問-02号


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    令和 3年 12月 定例会(第4回)        令和3年第4回定例会会議録(第2号)                令和3年12月8日(水曜日)午前10時00分開議     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〇会議順序(議事日程) 1.開 議 宣 告 1.日程第 1 会議録署名議員の指名について 1.日程第 2 通告による一般質問 1.散 会 宣 告   ─────────────────────────────────────────〇出 席 議 員(22名) 議 長  4番 中 井 光 幸 君  副議長 21番 白 戸 昭 司 君      1番 仲 村 千鶴子 君       2番 渡野辺 秀 雄 君      3番 前 田   治 君       5番 伊 藤 洋 平 君      6番 佐々木   亮 君       7番 髙 村   智 君      8番 新 関 一 夫 君       9番 花 巻   徹 君     10番 寺 澤 十 郎 君      11番 吉 田 直 樹 君     12番 玉 森 大 樹 君      13番 栃 木 正 則 君     14番 工 藤 秀 子 君      15番 高 田   茂 君     16番 小 泉 征 男 君      17番 白 石 勝 士 君     18番 山 本 正 宏 君      19番 水 上   務 君     20番 秋 田 厚 也 君      22番 坂 見 英 幸 君   ─────────────────────────────────────────〇会議録署名議員      5番 伊 藤 洋 平 君      19番 水 上   務 君   ─────────────────────────────────────────〇本会議に出席した説明員 市     長  池 田 達 雄 君    教 育 委 員 会  永 田   裕 君                       教  育  長 選挙管理委員会  種 田 信 二 君    代 表 監査委員  野 口 秀 一 君 委  員  長 農業委員会会長  和 田 勝 雄 君   ─────────────────────────────────────────〇市長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 副  市  長  工 藤   実 君    会 計 管理者・  出 口 弘 幸 君                       総 務 部 長 市 民 部 長  深 田 健 一 君    民 生 部 長  浜 谷   浩 君 経 済 部 長  松 野 憲 哉 君    建 設 部 長  山 崎 勝 巳 君 総 合 分庁舎長  田 中 正 人 君    総務部総務課長  小 坂 正 一 君 総務部企画課長  楠 川   修 君    総務部財政課長  川 原 弘 成 君 総務部税務課長  上 野 雅 弘 君    総務部収納課長  福 澤 雄 輝 君 市民部市民課長  京 谷 弥 生 君    市民部環境課長  川 島   勉 君 民  生  部  佐 藤 雅 彦 君    民生部子ども・  松 本 教 恵 君 社 会 福祉課長               子育て支援課長 民  生  部  田 中   宏 君    民  生  部  高 松 孝 男 君 保 健 福祉課長               国 保 医療課長 経済部農林課長  冨 田 祥 之 君    経  済  部  石 坂 弘 之 君                       水産商工労働課長 経  済  部  澤 口 則 之 君    経済部観光課長  新 川   学 君 水産商工労働課 水 産 担当課長 建設部土木課長  若 山 太 一 君    建  設  部  新 井 貴 行 君                       都 市 住宅課長 建  設  部  中 谷 雅 昭 君    総 合 分 庁 舎  小 野 義 則 君 上 下 水道課長               市 民 窓口課長 総 務 部総務課  前 澤 正 毅 君 総 務 係 長   ─────────────────────────────────────────〇教育委員会教育長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 教 育 次 長  梅 田 一 生 君    特命担当教育次長 八木橋 直 弘 君 学 校 教育課長  京 谷   亨 君    社 会 教育課長  佐 藤   毅 君 学 校 給 食  畑 山 弘 司 君 共同調理場所長   ─────────────────────────────────────────〇選挙管理委員会委員長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 書  記  長  小 坂 正 一 君   ─────────────────────────────────────────〇農業委員会会長の委任を受けた者で、本会議に出席した説明員 事 務 局 長  吉 田 賢 一 君   ─────────────────────────────────────────〇本会議の書記(議会事務局) 事 務 局 長  山 田 敬 治 君    次     長  大井川 かおり 君 議 事 係 長  寺 田 純 一 君 (午前10時00分 開議) ────────────────── △開議宣告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) おはようございます。 これより、本日の会議を開きます。 ────────────────── △日程第1   会議録署名議員の指名について ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、     5番 伊 藤 洋 平 君    19番 水 上   務 君を指名いたします。 ────────────────── △諸般の報告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) 諸般の報告をいたします。 本日の議事日程並びに本会議に出席を求めた説明員及びその委任者は、その職氏名を印刷してお手元に配付のとおりであります。 以上で、諸般の報告を終わります。 ────────────────── △日程第2   通告による一般質問 ────────────────── ○議長(中井光幸君) 日程第2 これより、通告による一般質問を行います。 前回の議事を継続いたします。 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) -登壇- 通告に従いまして、大きく二つ質問いたします。 1、豪雨災害に関する件。 11月2日、道南を襲った豪雨は、北斗市においても100ミリメートルを超え、茂辺地・石別地区には土砂災害警戒情報レベル4相当が発令され、避難所が設置されるなど、緊急の対策が行われました。 幸い人的被害はありませんでしたが、家屋への浸水や農作物冠水、流木等による漁業被害、土砂崩れなどの被害をもたらしました。 地球温暖化に伴う気候変動が叫ばれる中、各地で豪雨災害が頻発しており、当市における災害も温暖化問題と関係づけられずにはおられません。 今後も同規模あるいはさらに大きな災害に見舞われる可能性も十分考えられることから、今回の災害を教訓として今後の対策に生かしていくことが重要と考えます。 以下の点についてお伺いします。 (1)市の報告では床上浸水2件、床下浸水18件、農作物冠水5件となっておりますが、被害のあった地域ごとの主な原因について。 (2)今回の災害に伴う市の対策本部の設置、職員の配置体制、行動内容について。 (3)今回の災害の教訓及び今後どのように生かすべきかについて。 2、介護保険制度に関する件。 介護保険は、2000年(平成12年)にスタートし、21年目を迎えています。介護保険法第1条では、制度を利用する方々が「尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。」とうたわれています。 しかし、連続する介護保険料の引上げや介護サービス内容の後退など、制度をめぐる環境は厳しさを増す一方です。 以下の点についてお伺いします。 (1)北斗市における期別の介護保険料基準額の推移について。 (2)北斗市における第1号、第2号被保険者数の推移について。 (3)第7期保険料が大きく上昇した要因について。 (4)第8期保険料の引上げを行わなかった要因について。 (5)今年8月から実施された補足給付見直し内容入居者負担の影響額について。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 前田議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 1点目の豪雨災害に関する件についてでございますが、初めに、先月2日午後からの局地的かつ短時間での豪雨に伴い、市内の一部地域に避難指示を発令した経過について御説明させていただきますと、同日は、昼過ぎから木古内町で記録的短時間警戒情報が発表され、避難指示が出されるなどしておりました。 気象庁などからの情報では、本市への影響は少ないとの予報でありましたが、土木課では河川の水位確認など、状況を注視する対応を取っていたところ、午後3時35分に函館地方気象台から、間もなく大雨警報を発令する予定との情報が入り、ほどなく大雨洪水警報が発令され、さらに午後4時43分に土砂災害警戒情報が発令されたことから、第2非常配備体制とし、土砂災害の危険が高まっていた茂辺地・石別地区避難指示を発令したところでございます。 この間、本市においても記録的短時間警戒情報が発表され、午後4時40分頃に北斗市南部付近で約100ミリの降水があったと推定されております。 また、当日1日の降水量は、北斗市の観測地点で108.5ミリを観測しており、この数字は11月の1日当たりの降水量としては過去最大、年間を通じても6番目の記録となっております。さらに、1時間降水量も34.5ミリで、1時間当たりの降水量として、11月としては過去最大、年間でも5番目となっております。 一つ目の被害のあった地域ごとの主な原因についてでございますが、床上・床下浸水については、当別地区が河川の越水による浸水、中野通地区は、降雨期常設ポンプ施設の能力を上回った降雨による浸水、その他の地区に関しては、降雨による低地部などの浸水が原因と思われます。 また、農作物の冠水5件については、東前、清川、中野地区で確認されており、いずれも集中豪雨により地下浸透など、排水が追いつかなかったことが原因と思われます。 二つ目の今回の災害対応における市の対策本部の設置、職員の配置体制及びその行動内容についてでございますが、今回の災害対応は、土砂災害警戒情報の発令により、警戒レベル4に相当することとなったことによるもので、職員の非常配備体制としては、第2非常配備体制に相当するものでございました。 北斗市地域防災計画では、災害対策本部の設置は、第3非常配備体制を取る場合に設置することと規定していることから、災害対策本部は設置しておらず、総務部長の指揮監督の下で、必要な対応を講じたところでございますが、避難指示の発令に当たっては、当然私が最終判断を行っております。 また、日頃から職員に対しては、機会あるごとに災害対応に当たっては人命優先で万全を尽くすこと、災害発生に備え最善の準備を行うなど、いつ災害が起こっても対応できるように指示しております。 具体的な災害対応行動につきましては、部長級の各災害対策班の班長により必要な対応が指示されており、総務班では災害情報の収集など対応全般について、市民班は避難所運営に係る職員派遣や翌日の被災住宅で防疫対応、民生班は避難所の健康確認や避難行動要支援者への対応、経済班は避難所への物資搬送や1次産業への被害状況の確認、建設班では川の水位確認や内水などへの対応に当たっております。 三つ目の今回の災害の教訓と今後への活用についてでございますが、冒頭申し上げましたように、今回の災害は短時間に豪雨が集中したことにより、浸水被害が発生したものと推測されることから、今後に向けては、課題が浮き彫りになった今回の事象を検証し、対応を検討するとともに、地域への周知や職員研修においても取り上げていくことを関係部署に指示したところでございます。 2点目の介護保険制度に関する件の一つ目、北斗市における期別の介護保険料基準額の推移でございますが、合併直後となる第3期は3,900円、第4期は4,200円、第5期は5,280円、第6期は5,400円、第7期と第8期は6,600円となっております。 二つ目の第1号第2号被保険者数の推移でございますが、過去5年間における1月1日時点の実績でお答え申し上げますと、第1号被保険者数は、平成29年が1万2,695人、平成30年が1万2,967人、平成31年が1万3,176人、令和2年が1万3,350人、令和3年が1万3,565人となっております。 第2号被保険者数は、平成29年が1万6,662人、平成30年が1万6,541人、平成31年が1万6,455人、令和2年が1万6,268人、令和3年が1万6,053人となっております。 三つ目の第7期保険料が大きく上昇した要因については、第6期中に地域密着型特別養護老人ホームを整備したことと、有料老人ホーム等の一部が特定施設入居者生活介護の指定を受けたこと、また、平成29年度に北海道から借入れした財政安定化基金貸付金の返還をしたことが影響しております。 四つ目の第8期保険料の引上げを行わなかった要因は、第6期中に施設整備を行ったことで、サービスの向上が図られたことにより、第7期以降に施設整備を行う見込みがなかったためでございます。 五つ目の今年8月から実施された補足給付見直し内容入居者負担の影響額ですが、施設サービスを利用した場合の食費負担が、本人及び世帯全員が住民税非課税で、年間の収入額が120万円を超える方は、1日の食費負担額が650円から1,360円となりました。これにより、この類いに該当する施設利用者は、1か月約2万1,300円の負担が増えることとなります。 今後は、負担増の現状を踏まえ、負担の軽減が図られるよう、北海道市長会を通じ国に要望していきたいと考えております。 以上で、前田議員の御質問に対するお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、1点目の豪雨災害の関係なのですけれども、私は警戒情報レベル4が出されたとき茂辺地の住民センターのほうに行きまして、受入れのお手伝いをしました。そのほか、翌日の3日と4日も当別を中心に現地入りをして、状況を見ながら様々なお手伝いもさせていただきました。 まず、避難所なのですけれども、驚いたのは、行ってみたら最初に町内会の役員たちが数名来ていて、受入れ態勢を整えて、支所長や職員と連携しながらやられていました。これは石別小学校も同じような状態だったと聞いています。 市の職員の対応、それから保健師が避難してくる方への健康上のいろいろなケアとかを一生懸命されているのを見ました。そうしているうちに、ほどなく避難物資がどっと来て、そういう点では迅速に丁寧に物事が進んだという印象を持ちました。 2日目は、11月3日で祝日だったのですけれども、当別3丁目の被災されたところに入りました。ここは床下浸水床上浸水があった場所で、状況としては地域が全部泥だらけみたいな状態で驚きました。 そこに行ったら石別の町内会長も来ていて、一緒に連携しながら活動しました。例えば、休みなのだけれども、くみ取り業者に無理を言って来てもらって、あの地域はまだ水洗が進んでいないものですから、くみ取りの状態で、トイレに入れない人たちがいっぱいいてという状態です。すぐくみ取りに来てくれてくみ取りをやってくれたりとか。それから、何センチも泥があるわけですが、市のほうに連絡したらすぐ重機を回してくれて、泥の排出をすぐやってくれました。それから、家財道具、いろいろなものが泥だらけになっていますから、それをどうしようかということで、後で業者が来るから1か所にまとめてくれればいいということでお伝えしたら、皆さん安心してそういう作業をしていました。消毒のために環境課の係長含めて2人がすぐ来てくれました。これが2日目です。 3日目も現地に入ったら、市民部長と環境課長が来て現地を確認していたとか。茂辺地の海に流木がいっぱい、物すごい量があって漁に出られないほどということで、漁師の人たちが総出で船を出して流木を1本1本築港に上げる作業していたのです。そこに既に水産担当課長も来て対応しておりました。それから、岸に上がった流木についても、環境課長にお願いして道のほうに依頼してもらって、撤去してもらうということをお願いしました。道路が濁水で寸断されている場所もあって、それを土木課長に言ったらすぐ対応して、すぐ重機が来て直したということも含めて、今回は市の迅速な対応に私も非常に感心しました。被害に遭った市民の方からも、非常に感謝されました。 そういう点では、市の迅速で丁寧な対応というのは、本当に皆さんの心にしっかりと響くのだなということを感じながら、もう一つは、町内会の役員とか、浸水したお宅に近所の人とか大勢の人が行って手伝っているのです。そういう姿を見て、こういう地方ならではの横のつながりがしっかりあるのだなということを感じながら、災害に遭ったのは非常に大変なことだったけれども、連携を含めた、市の対応を含めた姿を見させていただいてよかったという、これは率直な思いとしてありました。 その上で、今回の豪雨がこれからもあるでしょう、恐らくもっと大変になっていくということが、地球温暖化等の関係も含めて出てくるだろうということを想定して、今の段階から必要な対策を取っていく必要があるのではないかという思いで、実際に私が現地で住民の方から言われたことや、実際に目にして感じたことを含めて、個別に質問して、改善できるものは改善していただきたいという思いから質問させていただきたいと思います。 この場所のほかに、地元からの要請もあって、中野通3丁目の現地にも数日後ですけれども入りました。何軒もの家が床下浸水で大変だったという話。車のエンジンが駄目になってしまうということで、一斉に跨線橋の下のほうに車を移動したという話をしていました。 あそこにはポンプがあって、水が出たときにはそれを川に流すという設備があるのも確認しました。そういう設備があったにもかかわらず水が出てしまったという原因といいますか、その辺の原因について分かればお知らせいただきたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 前田議員の質問にお答えいたします。 原因として考えられることなのですけれども、先ほど市長の答弁の中でもありましたけれども、今回、常設しているポンプの能力を上回った量の水が来たことが原因と考えております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) あるところでは、ポンプを作動させるのが時間的に遅かったのではないかという声もあったのですけれども、そういうことはないということかどうかが一つです。 それから、もし能力が追いつかないのであれば、今後のことを考えると、もっとポンプの数を増やすとか、何か他の対策といいますか、そこは何か考えていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 前田議員の質問にお答えいたします。 ポンプのかける時期とかに関しましては、戸切地川の水位が上がってきて、通常かける水位ぐらいに来たときに樋門を閉めてポンプをかけたというのは確認できていますので、ポンプをかける時期が遅かったということはないと確認を取っております。 あと、ポンプの能力を上回ったということに関しまして、今現在、ポンプは2台入っている状況です。そこの場所には2台以上設置というのはなかなか難しいような状況でありまして、当日も追加でポンプを入れたのですけれども、トラッククレーンで上からつったような状態での対応をしております。 今後、そこら辺のことを考えて、ポンプを3台目を入れられるような増設のスペースの検討について、今、行っているような状況となっております。 以上です。
    ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) そういう検討をされているというのは非常に大切なことだと思います。ぜひ場所を確保して、次の大雨に備えていただければと思います。 当別1丁目の水害なのですけれども、あそこは当別川がありまして、地元の方のお話を聞くと、物すごい雨量によって当別川が流れてきて、1か所人道橋があるのです。人道橋に流木が引っかかって水があふれたということです。 それから、当別川のほかに奥のほうにもう一つ沢があって、沢から流れてきた水が側溝で処理できないほどの量になって、それがあふれたという、どうやら二つがあると考えられると言われています。 お話し聞いたら同じ場所に、今回床上浸水になったお宅が二十数年前にもやはり床上浸水しているということで、二十数年前の災害が、その当時どういうふうに改善されたのか分かりませんけれども、再び同じことが起きているという。あそこは十数軒の集落になっていますから、そのうちの半分以上が床下浸水の状態になってしまっているので、ここを何とかしないと、またこれが2度、3度となっていくことだけは、ぜひ防ぐべきかと思うのですけれども、そこについての何か対策を考えていらっしゃるのか、そこについてお伺いしたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 前田議員の質問にお答えいたします。 まず、当別川のほうですけれども、先ほど議員がおっしゃったとおり、水が引けた後、現場確認できた状況でも、流木だとかが人道橋に引っかかっていて、多分流れを阻害していたというのが想定されております。それに伴い、当別川は越水の可能性が高いと考えております。 当別川に関しましては、そういう状況もありまして、川自体の護岸も今回の降雨で被災している部分もありますので、そこに関しましては、まず護岸の補修を今後検討していくとともに、堆積土砂の状況など、そこら辺を確認し、対応しながら降雨時の状況を確認していきたいと考えております。 議員がおっしゃった当別川に入ってくる沢ですけれども、そこは石別川という川の名称がついています。ここに関しましては、現地を確認したところ、ちょっと上流側というか、家の上のほうで角度が結構急になっている部分があります。その後の状況確認すると、そこからの越水の可能性が高いのではないかということで、そこら辺の線形がこのままでいいのかどうかも含めて、そちらに関しては線形に関して現在検討しているような状況となっております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) ここについては、前にもそういう災害があったということで、ぜひ検討して、しっかりと対策を練って、地元の方たちのお話を聞きながら、ぜひ対策を練っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、大当別川、駅のそばを流れています。そこは今回は水があふれるということはなかったのですけれども、あそこも大雨のたびに水位が相当上がって、ぎりぎりのところまで来るのです。今回もそういう状態になって、地元の方々は非常に不安になっています。 将来、今後さらなる大雨が降ったときにはあふれるということが起きることも十分心配しなければいけないと思うので、ここについてどういう認識をされて、今後、何か対策を考えていらっしゃるか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 前田議員の質問にお答えいたします。 大当別川に関しましても、先ほど当別川のときにもお答えした形になるのですけれども、近年、堆積土砂の除去なども行っております。今後もそういう堆積土砂の状況などを確認とか対応を行いながら、降雨時の状況の確認を行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) そういうことで、よろしくお願いしたいと思います。 次、茂辺地なのですけれども、茂辺地の小・中学校の正門を入った入り口、あそこがちょっと低くなっていまして、今回の雨で物すごい水がたまっていたというのです。子供たちが登校できないくらい物すごい状態になってしまって、あそこを見たら側溝がない場所なのです。子供たちの通学にも非常に大きな影響のある場所で、そこについて、現地を御覧になったかと思うのですけれども、どういうふうに考えられて、何か対策を考えていらっしゃるかお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 前田議員の質問にお答えいたします。 茂辺地小・中学校の入り口というか、入るところの道路冠水なのですけれども、当時の状況が、旧道側のほうから水が流れてきて橋を渡ってそちらまで流れてきたというのを職員のほうで確認しております。そういう状況もあるものですから、今後、降雨時とかに旧道部分だとか橋の部分の水の流れだとか、そこら辺をまずは確認していきたいと考えております。 水が流れてきて、そこの部分が汚れてしまって、泥だらけになっていて、今回はほかの道路の復旧を急いでいたので、道路清掃が若干、2日、3日遅れてしまったのですけれども、そういう清掃とかに関しましても、なるべく早く対応できるような形で、まずは検討していきたいと思います。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) そういうことで、よろしくお願いします。 この問題の最後になりますけれども、側溝の泥が堆積しているために、水の流れが間に合わないのではないかという声も何か所かから聞いています。そういう点でいくと、特に地盤の低いところの側溝についての点検や、今回災害が起きた場所の側溝の清掃等を含めて、ぜひ進めていくべきかと思っています。 具体的にあったのは、私が実際に現場で確認した場所が1か所ありまして、曹渓寺の向かいに入っていく市道があるのです。山村広場の脇の住民の方に呼ばれていったら、私の目から見ても相当泥が堆積している状態になっていて、曹渓寺の脇の沢から来た水が排水溝や川で消化し切れなくてあふれて、側溝も流れ切れないということで、そこも泥だらけになった場所なのですけれども、そういったことを含めて、側溝の泥の清掃、点検についてぜひ進めていくべきかと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 質問にお答えいたします。 側溝等の清掃に関しましては、今回浸水した箇所だとか、一部対策を行っているところもあります。あとは、うちでも確認もありますし、今回のように地域だとか、皆さんから情報をいただければ、そこら辺を確認した中で対応していければと考えております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) 今回、私、質問させていただいたのは、私が実際に現場で確認させていただいたところに限っての質問になりましたので、いろいろなところで、中央地区とか含めて、何か所かであったようですから、次に同じ災害が起きないように、ぜひ最大の努力というか準備をしていただくことをお願いしておきたいと思います。 2番目の介護保険制度についての質問に移ります。 介護保険自体がスタートしたのが平成12年、当時、北斗市は大野と上磯でした。昨日、担当のほうで確認したら基準額が、1期目は大野も上磯も基準額2,800円と確認しました。現在が8期目で6,600円と。2.3倍以上の基準額、第5段階の人たちがそれだけ負担が非常に高くなっているというのがあります。 実際上は、当時から見ると年金の受給額も、マクロ経済スライドによって実質減っている状態になってきています。当時と比べて消費税も5%から10%になって、実質的には、高齢者の実質収入が非常に下がってきている中で、一方で介護保険料が上がり続けているという現状にあるわけです。これは、高齢者のほとんどの方は年金だけを頼りにしていますから、そういう方々にしてみると非常に大きな痛手になってきています。 もう一方では、介護サービス自体のほうは逆に後退しております。要支援1、2の人たちの訪問や通所サービスが介護給付から外されていったり、それから特養の入所者の介護要件もそれまでよりも厳しくなって、要介護3以上でなければ、原則入所できないだとか。それから施設での食費や住居費の軽減の負担要件に資産も加わって、預金を1,000万円以上持っていたら駄目だとか、そうすると負担軽減が受けられないとか、そういうふうになってきたりしています。 そして今、先ほども説明のあった今年8月からの補足給付の見直しなど、介護給付における、高齢者の方々は非常に大変な状態になってきて、これ以上保険料を上げてほしくないと。下げてほしいということを含めて、被保険者の皆さんの思いは非常に強いところがあります。 平成30年の第1回定例会で、私この問題を取り上げたとき、なぜ当時、第7期でしたけれども、こんなに保険料が上がったのだということを聞いたところ、当時の担当課長から、一つは、上がった要因として、市内の入所施設が充実していると。そのため、施設入所に係る介護給付費が必然的に高くなるのだというのが一つの説明でした。 もう一つが、函館市や七飯町の近隣と比べて北斗市の高齢化率が低いということです。低いために保険料を納める人がその分少ないということによって、そういうことが起きてくると。つまり、入りが少なくて出が多いと。その一番の要因が入所施設の負担だと。一つ施設ができると1年間の介護給付費が1億円負担増になっていくという話を聞いたことがありますから、つまり、施設が一つ増えるということは、それくらい大きな出費になってくるということだったと思うのです。 そこで、お聞きしたいのは、現在、北斗市においての入所施設の充足はどの程度になっているのか、もう十分と考えているのかどうか含めて、充足の状況をお知らせいただきたいと思うのですけれども。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) 前田議員の御質問にお答えいたします。 現在の北斗市においての入所施設の充足状況ということなのですが、特別養護老人ホームと老人保健施設につきましてはほぼ満床の状態でございます。あと、地域密着型特養に関しましても、若干の空きというのはあるのですが、その空きというのは、次に入る方の空きというようなことで、充足率にすればほぼ100%なのかと思います。 有料老人ホームとかケアハウスとかの特定施設については、現在129名が入っておりまして、まだまだ受入れという部分では、職員数の関係もございますが、可能というようなことでございます。 あと、グループホームにつきましては、若干の空きがある施設等はありますが、ほぼ満床の状態でございます。 現在の状況としては、施設の入所率というのはほぼ100%なのですが、あと、待ちの状況とかも考えていたのですけれども、現在、待ちの状況、昔は特別養護老人ホームは3年待ちとか5年待ちとかというような状況でございますが、現在の待ちの状況ですと、特別養護老人ホームと地域密着型特養であれば、大体1か月から1年の幅はあるのですが、そのぐらいで入れているような状況でございます。希望する方はあまり待たずとも入れるような状況であると。 あと、老健に関しましては2週間から1か月以内で入れている状態でありますので、状況としては、希望されて、少し、審査とかもありますので、すぐというわけにはいきませんが、入れているような状態でございますので、充足率ということを考えると、ほぼ希望どおり、入所されたい方は入れているような状態なのかと考えております。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) 以前から見ると相当改善されているということが分かりましたけれども、それで、今後、入所系の施設を新築なり増設なりということが必要になってくるという認識があるのか、それとももう必要ないと、何十年後までという意味ではないけれども、当面は必要ないというふうに考えていらっしゃるのか、そのあたりはどうでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えいたします。 今後の入所施設の新設、増設等の考えなのですが、現在、待ちの状況とかも先ほど御説明したとおりということで、今ちょうどいいあんばいというのか、ちょうどいい状態でございますので、施設の新設、増設というのは、現在、計画の中では盛り込んでおりません。 ただ、今後、状況等が分からない部分もありますので、それは、また計画の中で策定委員と相談しながら決めていきたいということでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) 北斗市の高齢化率がどんどん上がってきていますから、恐らく1号被保険者も、資料を見ても増える方向、増え続けていくのだろうし、そうしますと保険料を納める方々も増えてくると。施設の新規の新築、増設が、当面続かなければこの水準でやっていけるのではないかと、希望的には思うのですけれども。 ただ、流れとして、市が頑張って努力して、介護保険料の負担を極力抑えていくという努力をしていく、もう一つの大事な要素としては介護予防だと思うのです。そこだと思うのです。そこがどの程度しっかりやられるかどうかによって、いわゆる健康なお年寄りがたくさんいると、介護のお世話にならなくてもいいと。そういう方々がたくさんいれば、当然医療費にも好影響を与えていくわけです。そういうことからすると、現在、北斗市が行っている介護予防を大事にしていると思うのですけれども、どんなことを重点にやられているかお知らせいただきたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えいたします。 確かにおっしゃるとおり、介護保険料を引き下げるには、高齢者が気軽に運動、趣味を楽しめる通いの場を増やすことが一番だということで考えは一致しております。 現在の介護予防の取組なのですけれども、認知症施策に関しましては、いろいろと集中チームとかをつくりながら、ケアパスとかを行いながら、サポーターの養成とかを行いながら、何とか地域の中で暮らせるような仕組みをつくっていくということで行っております。 あと、サロン等通いの場の充実ということで、現在、「ふまねっと」とかいろいろな体操、サロンとか、私たちでつくった、リハビリ職でつくったずーしー体操とかというのも、いろいろ通いの場で普及させようということで、包括支援センターとリハ職の専門家と一緒になりながら、どうやって通いの場を充実していこうかという検討等も地域ケア会議の中で行っているような状況でございます。 あと、給付を下げるという部分では、そのほかにも介護保険の適正化に取り組むというのが私たちの方針でして、当然調査がちゃんとされているか、認定調査、介護度が適切なのかというところから始まって、ケアプランも必要な、ケアプラン以外のものを進めていないかという点検等を行いまして、その方の生活に合っているかということで、無駄なものを削減するということで、介護保険料の上昇等を抑えているというような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 3番前田治君。 ◆3番(前田治君) 恐らく介護予防は、どこの自治体も力を入れていかなければいけないということで頑張っているのだろうと思いますけれども、全国的にもちょっと調べてみたら、健康長寿日本一和歌山とか、県ぐるみで1日8,000歩運動だとか野菜プラス一皿運動とかをやっていたり。それから九州の筑紫野市の健康づくりというのは、120人の健康づくり運動サポーターを組織しまして、その人たちを中心に様々な活動しているとか。 前に文教厚生常任委員会で視察した長野県の佐久市は、ぴんころ運動というのをやって、学校や地域や家庭で協力しながら食育を中心に活動すると、様々なことをやられています。 ぜひ北斗市もここに大きなエネルギーを使って、健康なまちづくりをするのだということで、できれば人の配置も含め、様々な工夫をして、ぜひ取り組んでいっていただきたいということを、当然市長もそう考えていらっしゃると思うのですけれども、ぜひ前向きにしっかりと取り組んでいただきたいということを希望します。 最後に、介護保険制度、私も様々な形で関わってきましたけれども、やはり問題は、介護保険制度の負担の仕組みなのです。国が25%、道が12.5%、市が12.5%、これで50%。残りの50%を1号被保険者、2号被保険者で持つと。ですから、負担が増えてくると、じかに被保険者のほうに重くのしかかってくるという仕組みが、発足当時からずっと変わらず来て、サービスの多様化、サービスを受ける人たちの増加を含めて、当然当初の状況では間に合わなくなってきている。それを被保険者に負担を上乗せするのではなくて、国が25%を30%に上げるとか、もっと高い率で国がしっかり責任を持つと、国の制度ですから。そういうことからすると、ぜひ市長も市長会を含めた様々な機会に、国に負担を求めるよう、ぜひ力強く訴えていただきたいという思いを持っているのですけれども、最後に市長のほうから、御意見があれば、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) 前田議員の御質問にお答えしたいと存じます。 前田議員おっしゃるように、介護保険制度、私もこの制度が開始前から議員をやっておりますので、それに関わってもおりました。そういった中で、社会全体でそういったものを支えていくのだという大きな目標があります。 今、前田議員おっしゃったように、制度の仕組みなり負担の割合だとか、そういったものに関してはなかなか、これは国のことですので。例えば市長会が一致した意見を国に持っていけるのかというとちょっと難しいところもあります。 ただ、今回、答弁でも申し上げましたように、今年8月から入居者の食費が結構上がりました。ああいうふうな、ちょっと大幅に、そしてかなり影響の大きいものというのは、多分これは市長会の中でも、ここはちょっときついよねというふうな思いがあると思いますので、これは私もきちんと市長会の場で主張していきたいと思っています。 それと、何といっても介護に関しては予防が大切なのです。それで、健康づくりだとか、議員おっしゃったように食育、それは市役所がやる場合もありますし、また、施設がやる場合もありますし、社会福祉協議会でやっている場合もあります。様々な場面でやっています。 私もこれに関しては、特に高齢者のいろいろな事業があります。例えば高齢者大学だとか老人クラブ連合会ですとか、そういった事あるごとに健康づくりというものに対して、何度も何度も繰り返しお話をさせていただいて、そして、さっき議員からもありましたけれども、例えば「ふまねっと」だとか、そういったものも少しずつやっていただく、増える時期というのも実はあったのです。ただ、最近なかなかそういう健康教室にも参加してこない高齢者の皆さんも見受けられます。ここは我々ももっとPRしていかなければならない場面もあるなという思いがあります。 そういった思いを持っていますし、それと、今の段階では、給付を受ける人たちというのがある程度安定してきている。うちの施設もちょうどいい具合で今稼動しているというのはありますけれども、今後、団塊の世代が、例えばあと四、五年もすると要介護になる方も増えてくる可能性もあるかもしれません。だからなおさらのこと健康づくり教室というのは大事だというふうに思っています。どちらにしても、あまり負担とならないように、そしてまた、健康で長生きできるというのが一番だと思っていますので、そういった思いを持って、今後も介護保険なり高齢者福祉なりに臨んでいきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) -登壇- 通告に従いまして、大きく2点質問させていただきます。 1点目、当市の防災体制に関する件。 先般11月2日、道南地域を豪雨が襲い、国道の通行止め、道路の冠水、床上・床下浸水などが発生し、当市においても当別・茂辺地地区の一部に土砂災害警戒情報に基づき、避難指示が出されました。幸いに結果として大きな被害は出ませんでしたが、以下の点についてお聞きします。 (1)当市は、幸いなことに大規模地震や津波、土砂崩れなどによる大きな災害に見舞われることがありませんでした。それに備えることはもちろんですが、当市の災害は、そのほとんどが内水面の水位上昇による災害だと考えます。過去20年間の内水による被害の時期と地域、被害状況をお知らせください。 (2)上記の災害に対応するように、排水ポンプや非常用電源などを整備してきましたが、改めてその経過をお知らせください。 (3)災害避難用物資の備蓄状況、品名、量、保管場所についてお知らせください。 また、物資の保管場所について、当市は拠点施設を設定して対応することにしていますが、具体的な搬送の方法についてお知らせください。 重ねて、拠点施設を設定して対応するのと、避難所ごとに物資を保管しておくことの考え方についてお知らせください。 (4)当市の災害対策体制について、具体的にどのような手順で対応しているのかをお知らせください。 (5)11月2日に出された避難指示対象者は、1,204世帯、1,754名でしたが、実際に避難された方は76名にすぎませんでした。対象者に対する周知の方法を含め、どのように考えているのかお知らせください。 (6)2日午後8時ぐらいに茂辺地住民センターに伺いましたが、避難者の方は二、三名で、雨が上がったのでほとんどの避難者は自宅に戻ったとのことでした。幸い何事もなく済みましたが、強制力のない指示で、住民の自主判断によることは理解していますが、土砂崩れ等は時間差で発生する可能性は知られていることです。避難指示が発令されてから3時間ほどで雨が上がったことで避難者がほとんど自宅に戻ってしまうことに対し、どのように考えているのかを伺います。 2番目、新型コロナウイルスに関する件。 全国的に感染者数が激減し、日常を取り戻しつつある今日ですが、第6波の感染拡大も心配されています。 当市においてもワクチン接種が進んだこともあり、新規感染者ゼロの日が続いています。ワクチン接種の3回目の動向に関し、11月24日の市長会見に基づき、以下の点についてお聞きします。 12月から65歳以上の高齢者への接種日を指定した接種券を発送するとのことで、都合の悪い方はコールセンターで調整するとのことですが、コールセンターの体制はどのようになっているのか。 また、64歳以下のいわゆる現役世代の方へは1回目と同様とお聞きしていますが、混乱回避方策についてお聞きします。 (2)ワクチン接種状況に関し、11月22日時点で、2回目接種率85.6%とのことですが、65歳以上、64歳以下、分かっていれば年代別、それぞれの率はどのようになっていて、接種率の低い年代に対する対応の考えはあるのか伺います。 (3)PCR検査費用の助成を来年3月まで延長するとのことですが、検査実施状況はどのようになっているのか伺います。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(中井光幸君) 池田市長。 ◎市長(池田達雄君) -登壇- 新関議員の御質問にお答え申し上げたいと存じます。 1点目の当市の防災体制についての一つ目、過去20年間の内水氾濫による被害の状況でございますが、過去の記録の中には、内水氾濫が原因と確定的に結論づけられている事例ばかりではありませんので、家屋等への浸水被害が生じたものという整理でお答えさせていただきますと、平成16年9月の台風18号では、床下浸水が1件、平成18年11月には、昭和地区で床下浸水が1件、平成19年7月には、床下浸水が七重浜2丁目で3件、久根別5丁目で2件、七重浜4丁目、8丁目、久根別4丁目、萩野、本町で各1件の計10件、平成20年7月には、床上浸水が茂辺地1丁目で1件、車庫等の家屋以外の浸水が、七重浜4丁目と茂辺地2丁目で各1件、平成22年12月には、床下浸水が飯生1丁目で6件、中央2丁目、3丁目、茂辺地2丁目で各1件の計9件、平成24年5月には、床下浸水が久根別3丁目で2件、中央3丁目、飯生2丁目、大工川1丁目、茂辺地3丁目で各1件の計6件、家屋以外が飯生1丁目で2件、大工川1丁目、中央3丁目で各1件の計4件、平成24年10月には、床下浸水が東浜2丁目、昭和2丁目で各2件、中央2丁目、茂辺地3丁目、4丁目、茂辺地市ノ渡で各1件の計8件、平成25年4月には、家屋以外への浸水が大工川1丁目で1件、令和2年9月には、床下浸水が七重浜2丁目、昭和2丁目で各2件、東浜2丁目で1件の計5件、先月2日は、床上浸水が中央2丁目、当別1丁目で各1件、床下浸水が当別1丁目で8件、中野通3丁目で2件、久根別4丁目、中央2丁目、3丁目、富川2丁目で各1件の計14件、家屋以外の浸水が久根別4丁目、中央3丁目、中野通3丁目、常盤3丁目で各1件の計4件発生しております。 二つ目の排水ポンプや非常用電源などの整備経過でございますが、河川ごとに整備状況を申し上げますと、常盤川沿いにはポンプ稼動用の電源設備が1か所、新川沿いには常設ポンプ施設が1か所、降雨期常設ポンプ施設が3か所、大野川沿いには常設ポンプ施設が1か所、旧久根別川沿いには常設ポンプ施設が1か所、戸切地川沿いには常設ポンプ施設が1か所、降雨期常設ポンプ施設が2か所、ポンプ稼動用の電源設備が1か所となっております。 なお、設備の経過につきましては、降雨時の内水対策箇所の状況などを鑑みての設置や開発行為時の設置となっており、設置年は平成7年度から令和元年度となっております。 三つ目の災害避難用物資備蓄状況、拠点施設からの搬送方法、避難所ごとに物資を保管しておくことの考え方でございますが、まず、備蓄状況につきましては、地域の拠点施設として、追分地区と総合分庁舎庁内で、また、地理的な要因を考慮し、茂辺地・石別地区で備蓄をしており、本年3月末時点で、追分地区で食料品1万7,026食分、500ミリリットル飲料水2万748本、毛布4,298枚、マット3,297枚を保管しており、同様に総合分庁舎内では、食料品900食分、飲料水1,032本、毛布1,314枚、マット2,253枚、茂辺地・石別地区では、避難所となる茂辺地及び石別の小・中学校などに食料品1,400食分、飲料水1,368本、毛布450枚、マット450枚を保管しております。 拠点施設からの搬送方法は、避難情報の発令の都度、物資輸送を担当する経済対策班において、開設避難所数や避難者数を想定した上で、市のトラック等を用いて拠点施設から運送しております。 ただし、台風など事前に避難所開設が想定される場合は、前もって避難所に配送を行ったり、トラックへの積込みまでを終えておくなど、1分を争う状況で求められる最善策が講じられるよう常に対策を検討しております。 次に、避難所ごとに物資を保管しておくこととの比較ですが、当然効率性を考えると、各避難所に配置していくことがベストであると思いますが、災害の種類によっては開設しない避難所も生ずることや、管理上の問題から拠点施設での保管がベストと考えております。 なお、拠点施設が被災する可能性や道路被害により配送が困難になるケースも想定し、代替施設や分散保管についても検討を進めております。 四つ目の具体的な災害への対応手順ですが、災害時の非常配備体制は、北斗市地域防災計画に規定されており、震度3の地震観測や警報発令時は、第1非常配備として、災害対策各班2名以上、震度4や津波注意報発令時は、第2非常配備として、主査職以上全員、特別警報や震度5弱以上、津波警報発令時は、第3非常配備として、全職員が参集することを基本に、それぞれの災害状況に応じ、個別に対応を決定しております。 先般の災害時は、土砂災害警戒情報が発令され、一部地域で土砂災害の危険性が高まったことから、第2非常配備の体制を取りましたが、勤務時間から引き続く対応、かつ限定された地域への発令であったことから、対応職員を指定し、災害対応に当たったところでございます。 なお、緊急招集の可能性があるため、各職員は自宅待機とし、冠水した市道の通行規制などのため、一部職員を追加招集して対応に当たったところでございます。 五つ目の避難対象者への周知方法についてですが、今回の避難情報の周知は、防災無線、テレビ、ラジオ、緊急速報メールなどにより行っており、多くの方に情報は届いていたものと思われますが、避難対象者数に対する避難者数の割合は4.3%であり、平成30年7月に市内全域の土砂災害警戒区域に避難勧告を発令した際の避難者数が30人だったことと比較すると、意識は高まりつつあると評価もできますが、数字的には決して高いとは言えないものでございます。 ただし、当別地区の浸水被害が発生した地域では、多くの方が避難したという実態もありますし、避難所への避難以外の避難行動を取った方もいると思われることから、引き続き適切な避難行動について周知に努めてまいります。 六つ目の避難指示発令中にもかかわらず帰宅してしまうことに対する考え方についてでございますが、避難指示が発令されるレベルは非常に危険な状況にあることを示しており、避難指示が解除されるまでは避難を継続していただくことが理想であると認識しております。 しかしながら、御質問にもありますように、市に強制力はございませんし、あくまでも自己責任によるところとなりますが、帰宅される際には、想定されるリスクについても改めて周知を図る必要があると考えております。 2点目の新型コロナウイルスに関する件についてでございますが、初めに、ワクチン3回目接種の概要について御説明申し上げますと、接種予約の方法につきましては、御質問の中にもありましたが、65歳以上の高齢者の方へは、接種日と医療機関を指定した接種券を送付し、御都合が悪ければコールセンターへ連絡していただくこととしており、64歳以下の方は、これまでと同様、インターネットまたはコールセンターで予約していただきます。 なお、予約開始日につきましては、接種券同封の案内及びホームページ、広報、NHKデータ放送にてお知らせする予定となっており、接種券は、年齢にかかわらず2回目の接種からおおむね8か月後に接種できるスケジュールでの発送を予定しております。 御質問の一つ目、コールセンターの体制ですが、現在、14回線で準備を進めており、混雑状況等を見極め、増減の調整を行う予定となっております。 なお、64歳以下の方への接種券送付に当たっては、コールセンターが対応できる予約枠を勘案し、調整してまいります。 二つ目の2回目接種率及び接種率の低い年代への対応ですが、11月30日現在、65歳以上が92.7%、60歳以上64歳以下が92.3%、50歳代が90.5%、40歳代が88.2%、30歳代が82.1%、20歳代が80.5%、12歳以上19歳以下が71.6%となっております。 なお、接種率の低い世代へは勧奨はがきの送付や広報、ホームページ等でワクチン接種に御理解いただき、接種を受けていただくよう努めております。 三つ目のPCR検査等費用の助成についてですが、ブレイクスルー感染等でクラスター発生のリスクを考慮し、助成期間を今年度末まで延長しております。 なお、検査の実施は、それぞれの施設等の実情に応じて御判断いただいており、検査実績は、高齢者施設は11施設、延べ773人で971万9,750円、障害者施設は3施設、延べ191人で210万9,900円、小・中学校の修学旅行等は12校、634人で566万3,900円、小・中学校等の対外競技は19団体、391人で195万5,000円となっており、合計1,944万8,550円となっております。 以上で、新関議員の御質問に対するお答えといたします。 ○議長(中井光幸君) 暫時休憩いたします。 再開は11時30分頃といたします。   (午前11時11分 休憩) ──────────────────   (午前11時30分 開議) ○議長(中井光幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) それでは、再質問させていただきます。 ちょっと順番は変わりますけれども、2番目の新型コロナウイルスに関する件というところから質問をさせていただきたいと思います。 新聞報道あるいは首相の発言、8か月間隔を空けてということから、準備ができ次第どんどん早く進めていきたいというような発言もありました。ワクチンの確保だとか配送だとかということが問題になっているかと思うのですが、そういう意味で、先ほど市長のほうから8か月を過ぎた方ということでのお話がありましたが、その辺は状況はどうなっているのか、分かっている範囲で結構ですのでお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) 新関議員の御質問にお答えします。 今現在、国の通知は、原則8か月以上となっていますので、今の状況としたら原則8か月以上ということになるのですが、ただ、報道におかれまして、前倒しが可能だということで、そちらの状況、正式な通知等、ワクチンの配送関係がありますので、そちらのほうを鑑みながら、できる限り前倒ししたいということで考えておりますので、今現在は、原則8か月で事務的には進んでいるということですが、当然状況等を見極めて前倒ししていくという考えでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 分かりました。 改めて世代別の接種率を出していただきました。先進国ではよく7割の壁というのを耳にしていたのですけれども、世代によってはもっと低いのかなというふうに思っていましたが、これだけ高い接種率というのは、改めていい意味でびっくりしたところです。そういう意味では、関係していて準備してくださった医療関係者、それから役場の皆さん含めまして、大変御苦労さまでしたと改めて申し上げたいと思います。 PCR検査のところなのですが、実はこれももっと検査の人数というのは少ないのかなというようなこと、市中での話を聞いた中では、そんなことを思っていたのですけれども、結構な方が検査を受けているということを改めて思ったところです。 ただ、1点、当初検査を導入したときに、PCR検査はまだその頃高かったのだと思います。それで、1人1万5,000円ということで設定していたと思うのですが、改めて資料を頂きまして、1人単価は実際はどうなのかと思って電卓をたたいたところ、高齢者施設で1人頭約1万2,500円、障害者施設で1万1,000円、小学校の修学旅行で8,900円、小・中学校の対外競技で、1人頭5,000円で検査できているということで、1万5,000円の中ですから何ら問題はないと思うのですが、いろいろな安い検査機関、あるいは方法も出てきているのだと思うのです。できれば、5,000円でできるのであれば、なるべくそういうところに誘導していったほうがいいのかなと思いながら、資料を頂いて見ていました。その辺の考えについてお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 田中保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(田中宏君) お答えします。 確かにPCR検査自体は、現在だんだん安くなってきておりまして、当初1万5,000円で、それでもかなり安いという状態だったのですが、現在、最低価格で5,000円ぐらいまで引き下がっております。 ただ、やっぱり安いところは人気があるということで、実際入れたくても入れられないような状況等もございますので、そちらのほう、なるべく安いところがありますという御紹介のほうはいたしますが、そちらのほうはちょっと受けられないとか、期間が予定していた計画と違ってしまうというような施設等もございますので、そちらのほうは、従前どおり施設の考え方で進めていきますが、私たちとしては、誘導というのか、安いところがありますというPRのほうはしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) ぜひそのような形で取り組んでいただければと思います。 また、3月まで延長するということでございますが、感染状況、今落ち着いていますけれども、これからどうなるか分からないということで、あらかじめということで、多分延長したのだろうというふうに理解しております。ぜひ感染状況をよく見ながら、必要なものであれば延長を重ねていっていただければということで、そこは要望として終わります。 最初の質問に戻らせていただきます。 防災対策ということで、先ほど前田議員のほうからも石別・当別地区中心に詳しい状況を述べられておりました。なるべく重ならない質問にしたいと思っているのですけれども、まず1番目、内水氾濫によるということで、それだけではないということで、資料を出していただきまして、改めて見させていただきました。 ただ、同じような場所が複数回災害に遭っている方がいらっしゃるということは現実としてあるわけでございます。明らかに複数箇所で同一の被害が出ている、対応もしてきているのですが、それでもなおかつ出てきていると。よく想定外という話もお聞きする部分はあるのですが、想定外という話はだんだん通らなくなってきているのではないのかなというふうに思っています。 人災と言われない形で、ぜひ対応のほうを強化していただければというふうに思うのですが、内水氾濫について、ハザードマップをつくって対応している市区町村がございます。今年7月施行の改正水防法、下水道による浸水対策を進める自治体に対し、ハザードマップづくりに活用できる雨水出水浸水想定区域の指定を義務づけたと、こんな報道を目にしました。これに関して、当市としてどのような対応をされているのかお知らせいただければと思います。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) 新関議員の御質問にお答えしたいと思います。 内水のハザードマップの作成という形ですけれども、報道も先日ありまして、進んでいるところもあるという形で、ただ、道内はどちらかというと遅れているようなイメージもあったのですけれども、実際いろいろな想定の下で、降水量の形もありますので、現状としては、なかなか簡単にはできないのかなという部分も考えています。 ただ、今まで内水氾濫が起こったような地域を特定して、そういったものの図示化ということは可能なのかと思いますが、一定の水量を見込んだ上で新たに作成するというのは若干時間がかかるのかと思います。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 時間とお金がかかることは理解しています。それで、コストがネックになっているのだという国の判断もあるようですけれども、全国で409市区町村が内水によるハザードマップを作成していると。中には、1000年に1回とされる最大規模の降雨を想定してと、1000年に1回が妥当かどうかは私も分かりません。お金もかかると思います。 ただ、内水氾濫、先ほどからも話されているように、今までにない集中豪雨ということがよく言葉に出てきます。それに対応していくためには、少なくとも何回も当市の中で内水氾濫のような形が起きているところはシミュレーションすべきと思うのですが、重ねてお聞きします。どのようにお考えでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えします。 実際、データ的にも、内水氾濫が起こっているような地域というのは特定箇所という部分があります。そういう意味からも、周知を図る上でも何らかの対策は必要ではないかというのは、議員おっしゃるとおりだと思いますので、その辺については今後十分検討していきたいと思っています。 あと、先ほど御質問の中で、1000年に1回規模の降雨があった場合の内水氾濫の想定ということがありましたが、実際、既に1000年規模の降雨による河川の氾濫というものがありまして、それでいうと、市街地の大部分が浸水するというような形ですので、それと結果的には重複してしまうのかなということであります。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 分かりました。難しいと思うのですけれども、ぜひ進めていただければというふうに思います。 先ほど前田議員のほうから当別川、大当別川の話がございました。戸切地川ということでお聞きしたいと思います。 戸切地川、飯生、中央、中野通、大工川、ちょうど鉄路を挟んで両岸で、いわゆる内水氾濫が繰り返しあったと思っております。実際にどうなのかということで、ポンプの設置だとかを進めてきたということで、一部は今回も被害はありませんでした。 ただ、具体的に戸切地、今年、道議が誕生したこともあるのでしょうか、田園通から下のほう、河川のほうがきれいに伐採されまして、水路が確保されてよかったということで見ておりましたが、結局、戸切地川の水位が上がることによって樋門を閉じる、内水氾濫ということが繰り返されてきたと思っています。 道の管理の河川だということは重々承知しているのですけれども、やはり道に対して、川底のしゅんせつを含めた働きかけというのは、どのようにしていらっしゃるのかということでお聞きしたいと思います。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 新関議員の質問にお答えいたします。 戸切地川を含め、ほかの2級河川もそうなのですけれども、土砂の除去に関しましては、機会あるごとにしゅんせつ要望などを行っております。先ほど議員もおっしゃっていたように、今年度は、戸切地川の土砂除去と、今年度でいくと大野川だとか流渓川の木の伐採だとかというのをやっていただいております。土砂の除去に関しましては、昨年度は戸切地川のほかに流渓川だとか旧久根別川もやっていただいているような状況で、市としましても、このような状況にならないように、機会あるごとに要望している状況となっております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) ぜひ積極的に河川の管理者のほうに働きかけるものは働きかけていただいて、万一の場合に備えていただければと思います。 また、中野通、いわゆる上磯高校の下の団地ができているわけですけれども、今回そこで車水没等の被害があったやに聞いておりました。少なくともあの上には上磯高校のグラウンド、それから田園通を挟んで、上に団地も造成されると。中野通の今回水が出たところ、あそこが一番低いところなのかと思っております。水があそこにたまってしまうことが分かっているとしたならば、ポンプを2台置いて、今回はそれで足りなくて仮設の移動式ポンプを持ってきて排水しても足りなかったということなのですが、先ほども前田議員からも質問ありましたが、重ねてほかに対策等を考えるということはできないものでしょうか、ちょっとお聞きします。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) そこの対策に関してなのですけれども、先ほども水が集まってきているところが、そこの箇所になりまして、樋門を閉めた中でポンプ排水を行うことしかできないような形になりますので、今そこの状況に関して、今現在2台しか入れられるスペースがないものですから、そこら辺、さらにポンプを入れられるような形での検討というのを今始めているところです。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 中野通もそうですし、線路を挟んでの中央のほう、桶作畳店というのがありましたけれども、私も7時過ぎに行かせてもらいました。ちょうど堤防にポンプ車が来ていまして、ポンプで排水しているところでした。陸橋のほうから回ってそちらのほうに車で入ったのですけれども、途中、桶作さんのほうにたどり着く前に、直線50メートルくらいあるのですけれども、冠水していました。車で入ったのですが、ヘッドライトもぱたぱたといって止まりそうで、ここで止まったら恥ずかしいことになるなと思いながら何とかたどり着きました。近所の人、何人かでしたけれども、玄関まで出て心配そうに、これ以上増水したらということで見ている方もいらっしゃいました。やはり雨が降るたびにそういう状況でいらっしゃるというのは非常に、何とかしてやらなければならないと。 大工川のほうも同じような状態でした。やはり樋門を閉じることによって、押上川になるのですか、旧サケ・マスふ化場だと思いますが、あそこからの河川がそのままあふれてきてしまうという状況があると思います。 今回たまたま、この小さい河川を見に行きましたら、林業センターに入るところで、道路と川の水位がちょうど一緒ぐらいと。これ以上多くなったら氾濫するなというような状態でした。たしか押上川から飯生町のほうに流雪溝ですか、そういうもので水を流していたのかなと記憶していますが、その辺を有効に使いながら、あそこの川の水を減らしてやることの対策というのはできなかったのでしょうか、ちょっとお聞きします。 ○議長(中井光幸君) 若山土木課長。 ◎土木課長若山太一君) 新関議員の質問にお答えいたします。 流雪溝のところ、押上川から流雪溝ということで飯生地区のほうに管は走っているのですけれども、管径的に、たしか150ミリのはずなのですけれども、量的にはそんなに大きな量ではないので、それにより押上川の川の水位が下がるというのはなかなか考えづらいものだと認識しております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) それは分かりました。 ただ、最初に申し上げましたとおり、想定外ということではなくて、同じ地域で何回も水が出ているというところは、人災と言われないような対応を早急に確立していただければということで、その話はそこで終わりたいと思います。 (3)になりまして、備蓄用品の話です。 まず、場所と品目を出していただきました。ただ、ちょっと教えてほしかったのですが、追分の山車倉庫が備品庫というのは理解していました。分庁舎に関して、車両基地というのですが、高田商店を入っていったところ、保育園の前のところにたまたま行くことがありまして、災害備蓄をここでしているのだということだったのですけれども、分庁舎なのでしょうか、車両基地だったところが備蓄されているところなのか、ちょっと教えてください。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えいたします。 実際、食料品とか飲み物等を保管しているのは分庁舎の建物の中に専用のスペースをつくって保管しております。 議員おっしゃるところは、幾ら入っているかはあれなのですけれども、恐らく古い水で、生活用水用に使用する予定の水をそこに置いていると思うのですけれども、その部分ではないかと思われます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 併せて、期限切れの話が出ましたけれども、先般の11月2日の災害のときに備蓄品を運んでいただいたということだったのですが、そのときの食料、それから水の期限等はどうだったのでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えいたします。 実際、期限がいつのものを運んだかまでは把握していませんけれども、少なくても追分の山車倉庫から持っていったものでございますので、間違いなく賞味期限内のものでございました。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 違った話も聞いていましたので、集中管理しているのですから、期限等については十分配慮していただければというふうに思うのと、期限が来たから廃棄するのだということでなくて、3か月なのか6か月なのか分かりませんが、有効に使えるところに有効に使っていただいたらいいのかというふうに思っていました。そこのところはお聞きしませんけれども、先ほど保管場所についても今後検討していきたいというような、前田議員からの質問に答えがありました。ぜひ期限が切れる前の食料品をどうするかということを併せて検討していただければと思います。 一つだけ、どのくらいの災害を想定するかということはもちろんなのですけれども、いわゆるミルク、液体ミルクを日本でも使えるようになりました。そんなにたくさんの量は要らないと思うのですけれども、ぜひ乳幼児にも配慮した形での備蓄というものを考えるべきだと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えいたします。 液体ミルクについても既に備蓄のほうは行っております。基本的なものという形で御説明をさせていただいたので、その中には対象になっていませんけれども、液体ミルクと哺乳瓶の類いのものを備蓄しております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 了解しました。 4番目、災害対策体制についてということで、改めてお聞きしたいのですが、最前からの質問で、どのような形で第2非常配備体制を取ったというお話を聞きました。 ただ、11月2日の函館新聞だったのですけれども、朝刊です。「激しい雨に注意。函館地方気象台によると」ということで、「2日朝から夕方にかけて」という記事が載っておりました。当然、市のほうも気象台のほうに問合せして、北斗市ではないと、大丈夫だという話でこうなったと思うのですが、一つ気になったのが、いわゆる避難指示あるいはその上の避難勧告等を出すとしたら、住民が移動するのに、暗くなってからというのは私はないと思うのです。やはり明るい時間のうちにそういう勧告は出すべきではないのかと。こういう気象条件のときですから、私、ある程度、空振りしても人の命を守るのだということでは致し方ないと。空振りを恐れず、ぜひ危険が見込まれるときには明るいうちに警報を出していくと、指示を出していくというふうに思うのですが、その点についてはどのように考えるのでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えいたします。 基本姿勢としては、議員おっしゃるような形で、空振りを恐れることなく、しかも早期に避難の情報を出すということには変わりありません。 過去にも台風が接近しているという局面で、風は吹いてきましたけれども、まだ雨も降っていないという状況で避難の情報を出したこともあります。 ただ、今回につきましては、北斗市に全く被害がないというわけではなかったですし、木古内町よりも西側ではかなり降っていたという状況もありましたので、降る可能性はあるのだという思いで事務を行っていました。 ただ、当然大雨警報の可能性もそんなに高いという情報でなかったものですから、避難までというところまでは考えておりませんでしたところ、3時半ぐらいに警報を出すというようなことが気象台のほうから伝えられまして、通常、警報は出ても通常の警報レベルであれば、防災体制という形で河川の確認と災害の本部機能の維持という形で対応しておりますので、そのぐらいかと思っていたのですけれども、ほどなく土砂災害警戒情報が出されたということで、これは間違いなく避難情報を出さなければならないというような状況だったのですが、その時間では既に暗くなっていたという状況ですので、あとは、速やかに出すということで対応のほうをしたという経過でございます。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 経過は分かりました。ぜひ明るいうちに対応していただけるようにしてほしいなというふうに、そこは要望したいと思います。 もう1点、1回目に聞いている話なのですけれども、8時ぐらいに茂辺地のほうに行ったところ、避難していた方がほとんどいなかったと。帰ってしまわれていたと。ただ、土砂崩れ警戒警報ですから、今雨が上がったからといって帰って大丈夫なのかなという心配をしました。 どういうふうに対応するかというのは非常に難しいところだと思いますが、雨が上がったから、帰ってから山が崩れるということがないのが一番だと思っています。どういうふうな形が避難指示とかの中でできることなのかということは検討していただければと。 もう一つ、76名、多いか少ないかという話もあるのですけれども、当議会の中でも防災無線に関して何回か、何人かの方が質問しておりました。改めて、今それぞれの町はどんなことをしているのかということでちょっと見ましたら、ポケベルの周波数を使った防災無線ということで、放送する場合には強制起動と、電池を入れても使えると。そんなラジオを配布している町もあるようでございます。 やはり防災無線だけに頼っているというのはどうなのかなと。多重に備えていくべきではないかという考えでおります。その辺につきまして、どのように考えているのかお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えします。 まず、避難指示が出されている間に御帰宅されるというケースについてですけれども、当然、市長の答弁でもありましたけれども、やはり危険性が高まっている時間だということには変わりありませんので、基本的には、避難指示解除、または土砂災害警戒情報であったり、大雨警報が解除されるような段階までは避難していただきたいという思いは変わりません。 ただ、中には、避難情報が出た段階で、1人でというのはちょっとということで、避難所に来られた方で、家族が仕事等から戻られて、迎えに来たので戻りますといったケースも恐らくあると思います。その辺は、あくまでも自助としての一つになってしまいますけれども、その辺は御本人に委ねるしかないのかなと思います。 ただ、帰る際には、どのようなリスクがあるのかということも、今後、教訓という形で、その辺の周知も図っていきたいと思っています。 それから、防災無線等、防災情報の周知という部分ですけれども、当然防災無線を中心に、北斗市の場合はその辺の情報伝達手段として確立してきましたので、まず、第一義的には防災無線の活用というのが第一だと思っています。 ただ、情報の多様化という形でいくと、停電していない限りはテレビ、ラジオ等も生きていますし、あとは、携帯電話等を活用した連絡、防災メールというのもありますので、ある程度の方には周知は行っているのかと考えています。 ただ、今回のような大雨、強い雨の場合は防災無線はなかなか聞き取りにくいという部分がありますので、その辺の代替策としては、今年度予算で、もう既に防災ラジオの受信環境の調査というものをやっていますので、そういう形で進めていきたいと考えていますので、すぐというわけにはいきませんけれども、そういう手段も検討しております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 分かりました。1回に導入というふうにもならないと思いますし、できるところからでも結構ですので、ぜひ検討を進めながら進めていってほしいと思います。 それから、昨日の工藤議員の質問でもありました福祉避難所、個別計画の件に関してお知らせいただきたいと思うのですが、今年の4月、福祉避難所に直接高齢者や障害者が自宅から移動できる仕組みを導入していくという政府の考えが出されました。これには当然個別計画がきっちりしていなければできていかないと思うのですけれども、先般の広報でも、昨日説明あったとおり、一度避難所に来ていただいて、保健師なりの指示でもって福祉避難所へということの説明がありました。広報にもそういうふうに出ていました。 ただ、国が実際問題として、歩けない人はどうするのだとか、車椅子はどうするのだという話がありましたけれども、そういう方には直接福祉避難所に行ってもらったほうがいいという考えでもって整備を進めていくということで話しております。その件に関してはどのように考えているのか、考えをお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えいたします。 福祉避難所の定義としては、国が目指している形としては、災害があったときに、対象となる方が真っすぐ行って、そこで避難するということが理想的だとなっています。 実際問題としては、北斗市内にある福祉避難所自体は、協定の下で民間の施設を指定しているというような状況もありますので、真っすぐ行かれて、施設のほうで受け入れるだけのキャパがあれば対応可能な場合もあるのでしょうけれども、なかなか今、コロナの時期ということも考えたり、先ほどの通常の施設の充足率的な話もあるところで考えると、なかなか簡単に1人でも2人でも受け入れるという場合は、なかなか難しい局面もありますので、そういったことも含めて、まずは避難所に来ていただきたいということで、実際多くの自治体で、そのような形で、まずは市の指定する避難所へ、それから福祉避難所へ行っていただきますという形の広報を行っております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) 分かりました。 1点だけ教えてください。当市の個別計画を立てられている方というのは実際に何人いて、どういう方法で個別計画をつくったのかお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えします。 個別計画を立てられた方の具体的な人数というのは今把握していませんけれども、やっていただいている自治会としては、自主防災組織としては13、自主防災組織で個別計画の策定を行っていただいていると。 ただ、策定していただいている中でも、やはり対象の方に、誰々が有事の際は、避難のために手助けしますというところまで明記されている部分もあれば、誰が行くとか、同じ班の中で対応するとか、そういうような形の状況もありますので、理想的には、人を指定して計画をつくるというのが理想なのですけれども、なかなかそこまでいくと、全くできないというような形にもなってきますので、そこは、各町内会の対応にお任せしている部分もあります。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) すみません。聞き方が悪かったです。要支援者名簿に記載されている方は何人くらいいらっしゃるのか。当然要支援者というのは、毎年毎年か半年か分かりませんけれども、変わっていくわけですよね。その辺の更新というのはどうしているのかというのをお知らせください。 ○議長(中井光幸君) 小坂総務課長。 ◎総務課長(小坂正一君) お答えいたします。 避難行動要支援者名簿に登載されている方は、直近で8,834人おります。名簿の見直しというか修正は年に1回行っております。 以上です。 ○議長(中井光幸君) 8番新関一夫君。 ◆8番(新関一夫君) うちは4万5,000人くらいしかいないところで8,800人の要支援者を、非常に難しいなということを改めて思いました。できれば、なるべくという話になります。計画を進めていっていただければと思います。 最後に、一つだけ。消防の話というのは、消防議会がありますから、ここでされることはほとんどありません。ただ、大規模災害等になったときに、消防団員の方等に出動要請あるいは協力をお願いすることになると思います。 当市の予算にも関わることなので、1点だけお聞きしたいと思っていました。国のほうでは、団員に対して1日当たり8,000円、自治体が団員に直接支払うことなどを盛り込んだ待遇改善策をまとめ、全国の自治体に通知したという報道が今年の春になされているわけなのですが、これは実際当市にもそういう通達が来て、来年度に向けて条例改正して、各自治体に求めていくというような話なのですが、そこのところはどうなっているのでしょうか。 ○議長(中井光幸君) 工藤副市長。
    ◎副市長(工藤実君) 新関議員の御質問にお答えしたいと思います。 御指摘の通知、これは消防本部のほうにも入っております。私たちも確認しております。消防のほうでは4月から、その通知の趣旨に沿った条例改正等も行いながら、併せて消防団活動の在り方、なかなか人口減少、高齢化もあって、団員数の確保に苦慮しているという自治体も多く見られるということで、団活動の在り方ということも、これはすぐ答えが出るものでもございませんので、検討していきながら、さらには、近年の気象、降雨状況だとか、災害リスクが高まっている、高まりつつあるということも踏まえて、市のほうからも、消防団も従来から河川の洪水のおそれがあるときですとか、内水氾濫の範囲が広範囲になったときには出動をお願いしているところでございますが、防災活動、そういったことへの関わりについても協議していきましょうということで、消防側と話しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中井光幸君) 以上で、通告による一般質問を終わります。 ────────────────── △休会の議決  ────────────────── ○議長(中井光幸君) お諮りいたします。 議案審査のため、明日から13日までの5日間、休会いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ) ○議長(中井光幸君) 御異議なしと認めます。 よって、明日から13日までの5日間、休会することに決定いたしました。 ────────────────── △散会宣告  ────────────────── ○議長(中井光幸君) 本日は、これにて散会いたします。 御苦労さまでした。       (午後 0時05分 散会)...